今回は、美術館「えき」KYOTOで開催中の「ブラックジャック展」をご紹介していきたいと思います!
※こちらの記事は、記事作成時に調べた内容を元に掲載しております。ご覧になられている時点で変更されている場合がありますので、必ずご自身で事前にご確認ください。
詳細情報
住所 | 美術館「えき」KYOTO 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都駅ビルISETAN7階 |
アクセス | JR京都駅すぐ |
時間 | 会期: 2024年9月1日(日)~10月6日(日)※会期中無休 開館時間: 10:00~19:30(入館は閉館30分前まで) |
料金 | 一般 1,100円、高・大学生 900円、小・中学生 700円 |
公式サイト | https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2407.html |
写真撮影は、美術館の周りにある展示ギャラリーのみです。館内の原稿などは撮影できません。
ブラック・ジャック展
展覧会レポ
現在、美術館「えき」KYOTOでは、手塚治虫の代表作である「ブラック・ジャック」の連載50周年を記念した特別展が10月6日(日)まで開催されています。
「ブラック・ジャック」は、謎めいた天才外科医ブラック・ジャックとその助手ピノコを描いた物語です。人間の命や社会情勢、倫理観に迫るテーマは、現在でも多くのファンや医療従事者に感動を与え続けています。私も、昔からブラックジャックが好きでよく読んでおり、手塚先生の作品の中で最も愛しているキャラクターでもあります。クールでニヒルでかっこいいけどたまに見せてくれるお茶目さや厳しい中にも優しさがあり、本当に素晴らしい人物です。
この展覧会では、原画や関連資料の展示を通じて医療漫画の名作「ブラック・ジャック」の世界に触れながら、手塚治虫の創作の軌跡をたどり、人間愛やその作品が持つ普遍的なテーマについて深く考えることができます。ブラック・ジャックのファンはもちろん、手塚治虫の人間味あふれるストーリーや素晴らしい作画技法に興味のある方にはぜひ訪れてほしい展覧会です。
展覧会の序盤は、「ブラック・ジャック」を生み出した「手塚治虫」先生についての歩みやその時代の漫画、ご家族(長男・長女さん)のインタビューなどもあります。長女:手塚 るみ子さんの、「ピノコ」になりたかったという言葉はとても心に刺さりました。また、手塚先生が取得した医師免許の複製や、実際のスケッチなども鑑賞できます。漫画家でかつ本当に医師免許までも取得・・・本当に、改めてすごい漫画家さんだと痛感しました。
中盤からは、テーマに分けて実際に生の原稿の展示があります。私も何度も読んだ漫画の原稿が生で見られて、手塚先生の技術を体感できました。現代ではタブレットやPCなどが普及していますが、この時代は全部手書きですからね。あみかけの細かさや線の精密さ、人体の描写、表情の豊かさ、テンポ(間のとり方)などすごいです。
「言葉がなくても絵で魅せる」ことができるのって、やっぱり漫画特有の技法だと思います。
一部、カラー原稿などもあり、本当に絵が上手いし、手術の様子もリアルです。
最後はお土産コーナーで物販もありましたよ〜
手塚治虫
手塚治虫氏(大阪豊中生まれ。1928年11月3日 – 1989年2月9日)は、日本を代表する漫画家・アニメ監督で、「日本の漫画の神様」として広く知られています。彼は1947年に発表した「新宝島」で劇的な成功を収め、以後、数々の名作を生み出しました。代表作には「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「火の鳥」などがあり、特にSF、医療、ヒューマニズムに関するテーマを巧みに取り入れたストーリーが特徴です。
また、彼の作品は世代を超えて愛され続けており、単なる娯楽を超えて人間の本質や倫理観、社会問題などを鋭く描き出すことで、多くの読者に影響を与えました。漫画文化を世界に広め、日本の現代のアニメーション業界の基礎を築きました。
手塚先生は他にも「どろろ」、「ユニコ」、「リボンの騎士」、「ブッダ」などなど書ききれないほど他にも様々な漫画を描いてらっしゃいますが、「ブラック・ジャック」を生み出してくれて、本当に良かったと思います。(ブラックジャックのようなクールなキャラクターが好きな方は「ミッドナイト」もおすすめですよ〜!)
フライヤー
メインビジュアルのブラックジャックの「黒」いところには、漫画がうっすらと印刷されています。黒の濃度差で見せるデザインはおしゃれ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?原画や関連資料を通じて、天才漫画家:手塚治虫先生と天才外科医:ブラック・ジャックの世界に浸りませんか?
Googleマップ
今回のレポがご参考になれば幸いです。
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