特別展「歌川国芳」展 ー浮世絵界の風雲児ー
開催場所:奈良県万葉文化館 (奈良県高市郡明日香村飛鳥10)
会期 : 令和3年7月22日(木・祝)~9月26日(日)
開館時間:10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌平日)
観 覧 料:一般1200円 高校・大学生500円 小・中学生300円
奈良で歌川国芳展が開催!
奈良の明日香村にある万葉文化館にて、歌川国芳展が開催されました。
私は浮世絵が昔から好きなのですが、歌川国芳と河鍋暁斎が特に好きです。色の使い方や、構図、1枚の絵で見せるストーリーがこの二人は際立っていて、とてもアグレッシブで好きなのです。
ということで、今回ならで開催されるということで行ってきました。
中に入ってから、たくさんの国芳の作品がズラーっと並んでいました。今回は家族4人で行ったのですが、旦那さんはあまり興味がないので子守をしてもらいつつ。絵本が好きな次男は結構見てくれたので抱っこしつつ見てまわりました。
浮世絵の写真を撮ることはできなかったですが、たくさんの展示作品があってとても満足でした!元々画集を2冊ほど持っているのですが、やはり生の絵は違いますね。
印刷したものではない生の色が美しい。まあ、浮世絵も印刷と言えば印刷なんですが(笑)
歌川国芳とは?
没年:文久1.3.5(1861.4.14)
生年:寛政9.11.15(1798.1.1)
江戸末期の浮世絵師。江戸日本橋生まれ。はじめの姓は不明だが,のちに井草氏を継ぐ。幼名芳三郎,のちに孫三郎。一勇斎,朝桜楼などと号した。文化8(1811)年ごろに初代歌川豊国に入門したが,不遇の時期が長く続いた。文政(1818~30)末ごろ文芸界の『水滸伝』ブームに乗じて発表した「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」の錦絵シリーズが当たりを取り,「武者絵の国芳」としてようやく人気絵師の仲間入りを果たした。以後,錦絵,読本・合巻・滑稽本の挿絵と幅広く活躍し,国貞,広重と共に歌川派の三巨匠のひとりに数えられた。武者絵の代表作は3枚続きの画面に対象を巨大に描いたものに多く,「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」「相馬の古内裏」などがあげられる。武者絵以外では,天保(1830~44)前期に「東都名所」「東都○○之図」などの風景版画シリーズで近代的な感覚を見せ,同後期の「金魚づくし」,弘化(1844~48)末ごろの「荷宝蔵壁のむだ書」などの遊び心に満ちた戯画も注目される。門人の育成にも尽力し,門下から芳虎,芳幾,芳年らの俊才が輩出した。画業においては銅版画の作風を学ぶなど旺盛な吸収力を見せ,観る者を驚かせ喜ばせるサービス精神にも富んでいる。人間的には侠気のある親分肌で,ときに幕政を風刺する反骨精神もあったが,一方では猫をこよなく愛するなど,人間的な魅力に富んだ人物であった。<参考文献>鈴木重三『国芳』
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について
万葉文化館とはどんなところ?
万葉文化館は奈良の明日香村にあります。
奈良の歴史を知れる万葉文化館。周りは長閑な田畑が広がり、とても居心地の良い空間です。
もっと知りたい方は、こちらをご参照ください↓
まとめ
奈良では浮世絵展の開催が結構あります。今回は万葉文化館での歌川国芳でしたが、もっともっと国芳や浮世絵の良さが日本人は基、海外の方にも知ってもらえたら嬉しいです。今回は、コロナ禍の中の開催でしたが、コロナではなければ海外の方にも人気の展覧会になっただろうなと個人的に思いました!
最後までお読みいただきありがとうございました。